用語集 サ行

債務不履行 - さいむふりこう

債務者が、その責めに帰すべき事由(故意、過失)によって、債務の本旨に従った履行をしないこと。履行期に遅れた履行遅滞、履行することができなくなった履行不能、および履行はしたが十分でなかった不完全履行の3つの態様がある。

三点給湯 - さんてんきゅうとう

キッチン、浴室、洗面所の給湯を、1台のガス給湯器や電気温水器でまかなうシステム。

サンルーム

サンルームとは、日光を多く取り込めるようにした部屋のことを指します。屋根や戸、壁などをガラス張りにして、自然光を多くとり入れられるようにした部屋 のことです。部屋の全部、または一部をサンルームにする場合と、リビングルームなどの外部に隣接させて設置される場合とがあります。

敷金 - しききん

借主の家賃不払いなどの際に充当する担保として契約時に預けるもので、阪神エリアなどでは保証金ともいう。原則として解約・契約終了時に、解約引きや敷引き、原状回復義務に基づく補修費を差し引いた額が借主に返還される。

敷引き - しきびき

契約時に必要な保証金または敷金のうち、解約および契約終了時に借主への返還対象とならない一定金額。一般に、保証金に含まれるものを解約引き、敷金に含まれるものを敷引きと区別するが、どちらも同じもの。

実印 - じついん

現住所のある市区役所・町村役場で実印として登録された印鑑のこと。印影や材質が基準を満たす印鑑と身分証明書を持参し、担当窓口で手続きすれば印鑑登録証が発行される。賃貸借契約書に実印が必要な場合に捺印。

室外機置き場 - しつがいきおきば

バルコニーと同様に建物から飛び出した場所なのに、バルコニーとは呼ばれない、それが室外機置場です。バルコニーと室外機置き場の違いは、ズバリ大きさ。室外機置き場はバルコニーより狭く、幅が1.5メートル以内、奥行1メートル以内というのが一般的。

シックハウス

ホルムアルデヒドをはじめとする揮発性有機化合物などに汚染された住宅のことで、それら有害物質が原因で健康被害を受けることをシックハウス症候群と呼ぶ。主な原因は、住宅建材や家具に使われる塗料・接着剤・可塑剤・防腐剤・防虫剤など。現在は建築基準法で規制されているが、有害物質に対する抵抗力は個人差が大きい。

室内洗濯機置き場 - しつないせんたくきおきば

例えば浴室の脇など、洗濯機を置くために室内に確保されたスペース。基本的に給水用の蛇口と排水口、防水パンを備え付けている。

尺 - しゃく

建築の単位。1尺は約30.3cm。

遮光カーテン - しゃこうかーてん

外部の明るさを遮り、内部からの光を外にもらさないよう、織りの工夫や加工を施したカーテン。

ジェットバス

浴槽に付いた穴から湯が噴出する方式の風呂。マッサージ効果があり、リラックスにも一役。代表的なジャグジーは、特定メーカー製の気泡発生装置のこと。

シャワールーム

浴槽を持たないユニット式のシャワー専用ブース。シャワーユニット、シャワーブースと呼ぶこともある。

シャンプードレッサー

洗面、洗髪、化粧などができる機能と収納スペースを一体化した洗面化粧台のこと。大型の洗面ボウルに洗髪用ハンドシャワーが付 いているタイプも多い。入浴しなくても洗髪などができるのがメリット。洗面ボウルが大きく、深いほうが水はねがなく、使いやすい

集合郵便受け - しゅうごうゆうびんうけ

配達される郵便物を受け取るために設ける箱・ロッカーのことで、主に建物のエントランス内外に全戸分集中的に設置されている。

修繕費 - しゅうぜんひ

建物をこれまでと同様に使用するために支出する、修理・維持管理・原状回復費用等のこと。マンション等の場合、壁の塗り替えなど、定期的に大規模な修繕が必要となるため、これをあらかじめ積み立てておく修繕積立金を、毎月の管理費とは別に徴収するケースが多い。

重要事項説明 - じゅうようじこうせつめい

契約にあたり、建物の名称・所在地・貸主・契約内容(賃貸借費用や禁止事項)などの事前確認が法的に義務付けられていて、不動産会社の宅地建物取引主任者が文書(重要事項説明書)で示して説明する。借主が了解すれば署名・捺印を行い、契約手続きへと進む。

重量鉄骨 - じゅうりょうてっこつ

厚さ6mm以上の構造用鋼材のことで、主に断面がH型をしたH鋼を指す。大規模な高層ビルやマンションなどにも使わるほか、 パリのエッフェル塔やサンフランシスコのゴールデンゲートブリッジ、東京タワーなども重量鉄骨による建造物です。

償却金 - しょうきゃくきん

賃貸借契約時の預け金のうち、解約および契約終了時に借主への返還対象とならない金額。保証金の場合は解約引き、敷金の場合は敷引きのこと。

帖数 - じょうすう

室内の面積を畳の数で表現するもので、主に和室に用いられる。一般に1帖=1.65平方メートル(中京間に相当)を基準とするが、田舎間(江戸間)=1.54平方メートル、京間(本間)=1.82平方メートルなど、畳サイズは地域によって異なる。

浄水器 - じょうすいき

各種フィルターに水道水を通してろ過、カルキ臭や雑菌などを除去する装置。ろ過後、水を電気分解してアルカリ水と酸性水に分ける「清水器」あるいは「整水器」と呼ばれるタイプも。

障子 - しょうじ

和室の外に面した壁や室内の壁の開口部に取り付ける建具で、桟の間に障子紙を張ってある。そのため、紙を通してほのかな光が入るのが特徴。

初期費用 - しょきひよう

賃貸借契約時に発生する、敷金または保証金、前家賃、管理費または共益費、仲介手数料(仲介や代理契約の場合)の総称。一般に家賃の数ヵ月分が必要。

人感センサー - じんかんせんさー

赤外線で人の出入りを感知し自動運転する装置。主に廊下やトイレ、玄関ポーチなどの照明、換気扇などに採用されている。

シンク

キッチンや洗面所などに設けられた流し台。幅90cm前後のものをジャンボシンク、2槽式のものをダブルシンク、バルコニーやベランダに設けられる深型のものをスロップシンクと呼ぶ。ステンレス、陶器、ほうろう、人造大理石など、材質はさまざま。

寸 - すん

建築の単位。1寸は3.03cm。

善管注意義務 - ぜんかんちゅういぎむ

善管注意義務とは、「委任を受けた人の、職業、地位、能力等において、社会通念上、要求される注意義務」であり、管理会社は単に受託業務を処理するだけで よいのではなく、専門家、そのプロとしての平均的な注意を尽くす必要があることを示す。管理会社は、専門家、プロとして一般的にこれぐらいは払うであろう と思われる注意をもって管理業務を行う必要がある。

洗濯パン - せんたくぱん

主に洗濯機を置くための排水口付き受け皿のことで、防水パンともいう。万一、水漏れが起こった際に、水が周囲にあふれ出すのを防ぐ。

洗面化粧台 - せんめんけしょうだい

シンク、鏡、小物入れ、照明器具、コンセントなどを一体化させた、化粧台としても使える洗面台。取り付けが簡単なため、現在は多くの住宅で採用されている。

専有部分 - せんゆうぶぶん

特定の住人が独占的に使うことを許されたスペースや設備。原則として各住戸内部がこれにあたるが、付属するベランダやバルコニーは共用部分の専用スペースとなる。

専有面積 - せんゆうめんせき

借主が自分個人の所有物として扱えるの面積のことを示す。

専用庭 - せんようにわ

主に集合住宅1階部分の住戸に面して設けられ、その部屋の入居者が専用利用できる屋外空間。地面が土であるものを専用庭とし、テラスと区別していることが多い。ベランダやバルコニーと同様、共用部分となる。

即入居 - そくにゅうきょ

賃貸住宅で、契約手続きを済ませればすぐに入居可能となること。原則として、引っ越しの時期にかかわらず契約成立と同時に家賃が発生する。

損保 - そんぽ

損害保険。賃貸住宅でいう場合、火災や水漏れ事故など、入居中の不慮のトラブルによる損失を補償するもの。賃貸借契約と併せて指定損保への加入を義務付けている物件も多いが、任意の場合でも加入しておくのがベター。補償内容は損保の契約内容により異なる。